医療

うつ病の原因をチェック【自立支援医療制度を利用する】

逃避傾向の強さ

看護師

主治医とともに一歩ずつ

最近の若い世代は、総じて未熟で若い傾向にあるといわれていますが、ほかの世代が何の問題もなく強い心であるかといえば決してそうではありません。中高年を中心に従来型のうつ病を発症する人は多いです。出産年齢は30代以降に大きく引き上げられていますが、子どもへのネグレクトなど深刻な社会問題も増えています。決して若い世代だけが精神的に不安定というわけでなく、どんな人でも弱い部分や繊細な部分を抱えながら生きているのは確かです。しかしながら、どうして、若い人たちだけが新型うつなどの症状を抱えてしまうのかといえば、その原因のひとつに逃げ込める場所があるからだといわれています。精神的にどんなにつらくても働かなくては生きていけないということになれば、石にかじりついてでも出勤する人がほとんどです。逃避したくても引きこもる自宅がなければ否が応でも外に出て行かざるを得ません。かつては誰しもがそういう状況でたくましく働いてきたわけです。しかし、現代では無職イコール生活苦が絶対的ではありません。自宅には自分だけの居室があり、働かなくても親に頼れるなど逃げ出すことが割と簡単にできてしまうのが現状です。こうした自分がつらいことを回避しやすい環境が、逃避傾向をより強め新型うつ病の発症につながる原因となっており、別名、逃避型うつなどともいわれています。新型うつ病の場合、発症原因を取り除く精神療法を中心に薬物治療の効果もみていくことになりますが、抗うつ剤以外にも薬が処方されることがあり、不眠が強い場合には睡眠薬が処方されることもあります。もし、睡眠時間が12から15時間を超したり、食事をすると眠たくなったりするという状況が続いているのなら医師に相談して減量をしてもらう必要があります。また、抗うつ剤にも睡眠を催すものがあるため、同様の状態があれば処方の見直しを求めることが大事です。ただし、これ以外の時間内であれば、薬を減らすことで症状が悪化してしまうこともあります。過眠というのは、治療の経過の中で回復期に多くみられ、治りつつある時期にみられる症状です。過眠でうつの症状が悪化することはないですが、ライフスタイルに合わない、12から15時以上眠っている場合には主治医に相談が必要です。そして、抗うつ剤に関しては、良い状態が1ヶ月以上継続している場合には、少しずつ減量していくことも大事ですが、うつの症状や不安がまだ残っている場合には、慌てて減らさないように注意します。とくに新型うつ病の場合、その原因が取り除かれる前に薬の減量や環境変化が起こると再発する可能性が高いです。また、治療の経過で軽い躁状態がみつかるなど、双極性タイプだとわかれば予防効果のある薬に変更投与するタイミングも大事になります。